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フジサンケイクラシック 2023

ヨンハンの謝意とケイタの存在。金谷拓実「彼は土日にいるもんだ、と」

賞金2位は、富士のふもとの怪物コースで無類の強さを発揮する。

金谷拓実(かなや・たくみ)は、アマの2020年大会の初出場から、3年続け出て5位タイ、2位と昨年は8位タイ。



史上4人目のアマVを飾った2021年の三井住友VISA太平洋マスターズもまた、会場は富士山を見上げる御殿場コース。

「それ、去年も同じこと言われた気がします」と微笑み、「どちらも難しいコースで集中できます」と要因を挙げ、「去年、一昨年はずっと雨だったから。ホテルから見えないねという話しもしましたけど今年は天気も良いし、スコアも良いので、気分がいいです」と、3バーディ1ボギーとそつなくまとめ、2日続けて「68」を並べて通算4アンダーでターンした。


先週の「Sansan KBCオーガスタ」で7年ぶりのツアー2勝目を飾った7つ上の宋永漢(ソン・ヨンハン)が褒めていたのは、金谷のここぞの勝負強さだ。

金谷が制した6月の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で、最終日を共に回ったことで、「とても勉強になった」と感謝しており、今週会場で律儀にお礼を言われた。

「僕は、ショットが上手いわけではない。それでも、先輩プロからプレーを褒めてもらえるのは嬉しいですし、自信になります」と、力が沸き立つ。


4人タイの首位には中島啓太。
「もう、彼は土日にいるもんだと思ってやっています」と、今週も賞金1位とバチバチする。

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