そばを通りかかったスポンサーさんに、「新しいカップを一番に獲ってください!」と声を掛けられ、主催者の期待を改めて感じる。
プロ7年目。
植竹勇太(うえたけ・ゆうた)は、2017年から大会主催のセガサミーホールディングスの所属プロ。
しかも、北海道の幕別町出身。
「ホストプロとして、また地元プロとしても良いプレーを見せたい気持ちでいっぱいです」。
5月の連休以来となる里帰りは、先週の手ごたえがお土産だ。
今季最高の3位に入った先週の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」は、一昨年に自身初のV争いで2位タイに入った試合。
「今年は前回よりドキドキしないでやれたと思う」と、精神面の成長を実感して帰ってこられたのは大きい。
一昨年と比べると、体の変化も絶大だ。
トレーニングと併用し、カロリー計算のアプリを使って9キロのダイエットに成功したことで、アゴがシュっ。ウェストもきゅっ。
「ズボンがゆるゆるです!」。
スイングにも切れが出て、疲れにくくなった。
現在も、コンビニで手に取る商品のカロリー数を必ずチェックするなど体重60キロ前後を確実にキープ。
「肉の油と揚げ物はダメ」と、脂質制限を徹底。
「逆にいくら食べてもいいのはやっぱりお寿司」と、良質のDHAやEPAを積極的に摂取し、「おすすめはトリトンです!」と、ついでに地元で人気の回転寿司チェーン店もPR。
「あそこの杏仁豆腐は最高ですよ!」。
「…???」。
スウィーツは別腹ですか…。
「いや、ほんと美味いんです。そこはご褒美ですねw」。
今週は、住まいを構える札幌市内から約40分の自宅通勤で、2か月ぶりの帰省を満喫する。
予選ラウンドは、賞金1位の中島啓太と先週優勝の谷原秀人に挟まれプレー。組み合わせにも主催者の期待をひしひしと感じるが「良い組に入れていただけて、ラッキー。2人とも調子が良いと思うので。ついていけるように頑張ります!」と、ホストプロの気が締まる。
※当初、選手の出身地を誤って記載しておりました。選手ご本人とご家族、関係者のみなさまにお詫びして訂正いたします。