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日本プロゴルフ選手権大会 2023

5年シードのメジャーに照準。池村寛世は切るべきか、切らざるべきか・・・

大会初日は、4アンダーを出した午前組の石川、ケネディと平田に続いて、午後スタートの黄重坤(ハン・ジュンゴン)と池村寛世(いけむら・ともよ)も、首位に並ぶ混戦になった。



ボギーなしの68で回ってきた池村は、昨年大会で4位タイ。
「難しいコースで粘っていく方が好き」と、自負する得意の展開で「きょうはラフに入れても、打てるところにティショットを置けたし、ラフからでもグリーンに止める技術には自信がある」。


この日もっとも長く残したパーパットも、距離の長い8番パー3で、左ラフからアプローチをした2メートルと、ほぼ完璧な内容。

15番の2打目は境界までわずか15センチで、池ポチャ回避。

ギリギリカラーで止まった第3打をパターで沈めて、バーディを奪う運にも恵まれ、「今週は練習ラウンドから調子が良くて、期待していたのもあったので、楽しみ。勝ちたいな」と、さっそく5年シードのメジャー獲りに照準を合わせた。


キャップを脱いで、ゴムをほどけば、肩まで伸びた長髪に、ゲンを担ぐべきか否か。

池村を大いに迷わせるのは、ロン毛仲間だった先輩プロの大槻智春(おおつき・ともはる)が今週、ばっさりと髪を切って登場したこと。

「大槻さんが髪切ったよ!」と、池村に第一報をくれた石川遼は、昨年11月に長い髪を切ってすぐの「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝しており「切れば勝てるのか・・・」。


2年前に見たハリウッド映画「ワイルドスピード」の主人公、ラムジーに憧れて髪を伸ばし始めたそうだが今年、公開の同最新作ではラムジーもばっさりと髪を切っており、それも池村を惑わす材料だ。

「ど~しよっかなぁ・・・」。
次の3勝目の髪型にもこうご期待。

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