初日は3オーバーの85位タイだった。
今回も予選敗退したことで「早めに帰って、ゆっくりできたので」と、苦笑をしたが、4大会連続4度目の「全英オープン」から今週月曜日に帰ったばかり。
「初日は疲れていたのもあって、テンポが早くなっていた」と、以前から自覚している「せっかち」を反省。
「どういうときでも同じテンポでできればいいプレーができる」と、改めて自分に命じて2日目の4アンダーで出遅れから脱出。
19位タイで決勝に進出すると、この日は前・後半それぞれ最初に3連続を奪うなど、6アンダーの「66」で一気に上昇。
「全英オープン」で、松山英樹に「アイアンが良くなった」と、言ってもらえたそうだ。
「松山さんに褒められたらやっぱり嬉しいですよね」と、頬を緩ませこの日もお墨付きのピン筋ショットを連発。
最終日の大チャンスに持ってきた。
首位と3差で狙うのは、6月の「BMWゴルフツアー選手権 森ビルカップ」に続く日本タイトル連勝だ。
勝てば2004年のS・K・ホが「日本ゴルフツアー選手権」→「日本プロ」で達成して以来となる史上17人目の快挙。
また、25歳と68日での達成なら、1981年の羽川豊氏の「日本オープン」→「日本シリーズ」での23歳と363日に続く年少記録となる。
「メジャーは、他のトーナメントと違って注目度も高いし、コースも難しい。歴代覇者も強い選手が勝っている。僕も優勝したいな、と思います」と、気合いを入れた。