プロで出た芥屋は、一昨年が4位で、昨年は予選敗退。
「嫌な思い出があった」という。
「みんながコウライ、コウライ言うから、変な印象持っちゃうけど、良いパットを打てれば入る」。
芝目の強さに惑わず、3メートルを沈めた後半3番から4連続バーディを奪った。
背後に常にゴキゲンな音楽が流れる本大会。
「初日からたくさん見に来ていただけるし、楽しみに来ました」と昨年のトラウマも払拭し、約1ヶ月ぶりの試合をさっそく満喫できた。
2位に終わった8月の「日本プロ」からあえて長い夏休みを取った。
その直前に「全英オープン」に挑戦しており、「球を低くコントロールする練習していたので。ドライバーで高く打てるように練習してきました」と、リンクス仕様のショットを修正してきた。
その間に中島啓太(なかじま・けいた)にまた賞金1位を奪われたが、「今、上位を争っているのは良い選手ばかりだし、僕がプロになった時よりもレベルは上がっている」と冷静に受け止め、「でない試合は、もちろん気になるんですけど。100%の状態でプレーができるようにスケジュールを組んでいる。僕には必要な時間」。
お盆休みは、練習の合間に時間を見つけて里帰りもした。
「犬と遊んだり、高校野球を見たり。広島の高校(広陵)は慶応に負けちゃったんですけど。一喜一憂してました」と、球児たちの夏をテレビで応援。
「分かってからは、できるだけ帰るようにしているんですけど、思ったより元気でした」と、ガン闘病中のお母様の様子にちょっぴり安心し、また戦場に戻ってきた。
毎試合のように1位が入れ替わるアンダー25の賞金レース。
「やってる側も面白いですよ」と、金谷も同世代とのバチバチを楽しんでいる。
世界のゴルフ情勢がめまぐるしく変わり、昨年は海外をわたり歩いた金谷も、今年はこのあと、このまま国内にとどまることを示唆。
中島と同様に、昨季賞金王の比嘉一貴(ひが・かずき)を例に挙げ、「賞金王になることで、(欧州・DPワールドツアーの)資格も出来たし、それのほうがいいのかな」と、後半戦のスケジュールに頭を巡らす。
スタート時に流してもらえる勝ちウタにリクエストしたのはback number(バックナンバー)さんの「スーパースターになったら」。
「学生のときから聞いていた曲。元気がでます」。
賞金王になったら・・・・・・。夢が膨らむ。
※本日の中継予定
14:45~16:45(KBC九州朝日放送(北部九州ローカル)