ぎゅ・・・っと抱きしめ離さない。
金谷拓実(かなや・たくみ)がここからシーズン最終戦まで5連戦で、初の賞金王を獲りに行く。
「マイナビABCチャンピオンシップ」は、2年ぶり3度目で、初出場は地元・広島国際学院高校3年時の2016年。
顕著な成績を残したジュニアに経験の場を提供する大会育成プロジェクトの一環で舞台に立ち、予選を突破。
23位タイの成績を残している。
「プロの方々と回ることで、自分もこういう練習をしないといけないんだな、とか貴重な経験が得られた試合」と、今に生きている。
それから7年の時を経て、賞金レースの主役で戻った。
予選ラウンド2日間は、賞金2位の中島啓太(なかじま・けいた)と同組になった。
11月13日時点の賞金1位には、米二部ツアー「コーンフェリーツアー」の最終予選会の受験資格も発生する。
「自分の目標でもあるので。どんなときも1打1打、一生懸命やるだけ」と、初日から火花を散らす。
ちなみに、金谷がぎゅっとするピンク色の物体は、朝日放送系列局の大人気マスコット「エビシー」で、同局本社横を流れる大阪の堂島川で捕獲された未確認生物とされているが、同社のアナウンサーさんによると、どうやら滋賀県の琵琶湖に生息しているナマズの一種らしい。
関西のちびっ子たちには大人気のご当地キャラ。
「さっきから何かな、って思ってたんです。かわいい・・・」。
プロとしては、一昨年に初出場して7位タイ。
ABCGC名物・高速グリーンとの相性も、悪くない。
エビシーも、賞金1位もぎゅっと抱きしめ離さない。