この日は、午前の第1組から出て6アンダーの「66」で回り、ハングルや英名が並ぶリーダーボードにいち早く、日本名を載っけた。
今年は韓国・仁川で開催される本大会。
「パー5は2オンできる」と、サービスホール満載のクラブ72カントリークラブは、「ドライバーでフェアウェイをヒットできればショートアイアンで打たせてくれる。自分の良さを出していけた」と、自慢の飛距離を存分に駆使。
「グリーンは大きくて、アンジュレーションもある。乗せるところを考えさせられる、というのはなかなか日本にはないコース」と、2打目以降でしっかりと頭を使って好発進した。
「自分がそれまでやってきたことの方向性が確認できた」という6月の「全米オープン」で日本勢最高の20位の成績を残して以降、特に好調を持続しており、プロ16年目の初優勝に確実に近づいている。
今季自己ベストの1差2位につけた「Sansan KBCオーガスタ」で仲良しの宋永漢(ソン・ヨンハン)の優勝を祝ったのはつい2週前。
自身もこのまま、ついに歓喜の瞬間を韓国で迎えられるか。
「優勝、となってくると、自分だけの力だけじゃなく、回りのこともありますので、自分は自分でその日のベストを尽くすだけ」。
アウェイでも気負わない。