「ティショットの調子が良くて、フェアウェイをたくさん捉えることができた。気持ち良く振ることができたので、積極的にプレーができた」と、7バーディの「64」。
東北福祉大の後輩、米澤蓮(よねざわ・れん)と並んで下位に3差のリードを奪った。
それぞれ10メートル超のバーディトライを沈めた3番や、10番もみごとだったが、第1打を右ラフに入れながら、OKパーを拾った17番や、グリーンの右奥からタクミにしのいだ18番も、見応えたっぷり。
「宍戸ヒルズは難しいコース。その中でノーボギーで回れたことは、自信になります」と、初日にさっそく手応えを掴んだ。
638ヤードと距離が伸びた15番パー5では、サンドウェッジで打った90ヤードの第3打を3メートルに寄せてバーディ。
シビアな場面でこそ粘り強さが輝く。
先週の「ミズノオープン」で3位タイに入り、アマプロ通して4大会連続となる「全英オープン」の出場資格を獲得したが、平田と中島のプレーオフには1打足りずに入れなかった。
改めて、国内のアマプロ通算4勝目を狙う今大会は、欧州・DPワールドツアーの「BMWインターナショナル」や、日米「ZOZOチャンピオンシップ」の出場特典も付与される。
「海外の出場権ももちろんですが、今週はツアー1位を決める大きな試合。歴代のチャンピオンも強い選手ばかりです。その中で、自分も勝てたらいいなと思います」。
ビッグタイトルで先週の取りこぼしを埋める。