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バンテリン東海クラシック 2023

同学年の前田光史朗「タイガはやりすぎ…w」3差5位で追いかける

中島、蝉川、平田と同学年の2000年生まれ。
前田光史朗(まえだ・こうしろう)が、首位と3差で決勝ラウンドに進んだ。



「タイガは小学生から知っています。試合で10回以上は回ってますが、ほとんど負けてる…」と、その実力は織り込み済みだが、前日初日の蝉川泰果(せみかわ・たいが)の10アンダーは「ちょっとやりすぎ…w」。


前田がラウンド中に見上げたボードは、まだ蝉川の最終ホールのボギーが入ってなく、11アンダーだった。

「ウソでしょって。ビックリしました」と、驚かされてばかりだが、「タイガだけじゃなく、(中島)ケイタも、(平田)ケンセイも、僕にとっては全員格上。いい刺激」と、コーシローも一生懸命追いかけ中。


祖父の影響で、8歳からゴルフを始め、地元栃木の作新高校では知られた存在だった。
その後、高校OBの阿久津未来也(あくつ・みきや)のアドバイスもあり日大へ。


ちなみに日大では、進学を希望するジュニアとOBがラウンドする「日大オープン」なるイベントがあるそうで、高校3年時に前田も参加。

そのとき前田がラウンドしたのが、堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)で、「人柄に惚れ込みました」と、入部を即決。

今でも尊敬する選手に堀川と阿久津の名前を挙げて心酔する。


大学4年時のファイナルQTで11位に入りプロ転向した。

今季はABEMAツアーと両立しながら転戦して通算18戦目、レギュラーは12戦目の9月「ANAオープン」で、自己ベストの2位タイにつけ、ルーキー年の初シードをほぼ手中に収めたが「そこで満足してちゃダメ。同期に負けないように頑張りたい」と、挑み続ける。


本大会は、作新学院3年時に、本戦出場権を兼ねたジュニア予選会の第1回で優勝し、初めてプロの試合に挑戦した思い出の試合だ。

「あの頃よりコースも伸びて、ますます難しくなっていますけど、自分の飛距離も20ヤードは伸びています」と難コースで成長を実感する。

蝉川は「72」と伸ばせず、辛くも首位を守ったが通算9アンダーでとどまり、前田とは3打差。
「自分も早くそこで戦いたい。優勝目指して頑張りたい」。
チャンスはすぐそこにある。

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