自身2度目の最終日最終組で、賞金2位の金谷と通算6勝の星野とのまれにみる接戦を制して、5年ぶりの通算2勝目を勝ち取った。
「2人とも僕よりずっと年下ですけど、僕より全然うまくて。ついていくのが精いっぱいだったんですけど、どこかで出し抜いてやろうという気持ちがあった」と一歩も引かず、15番で長いバーディトライを入れ返した。
恐怖の16番パー3では、抜け出す大チャンスで「またやらかした」と、前日3日目に続いてまた短いバーディパットを外したが、すぐ17番で右奥のチャンスを逃さず単独首位で18番へ。
フェアウェイから2オンに成功したが「星野くんは絶対に寄せてくる」と、油断はなかった。
「やっぱりっていうか、プレーオフを覚悟していたのでそんなにひるまなかった」と、池に向かって打つバーディトライもしっかりとカップをオーバー。
星野が奥からのバーディチャンスを外した。
返しのパットの前に目をつぶり、精神統一。
きわどいパーパットを決めきり、放心すると同時に涙が出た。
「安堵感と嬉しさで、なんかよくわからなくなっています」と、うるうるした。
今年も3季連続でシード権の確保に苦しみ、賞金87位で大会を迎えていた。
好相性を自覚する三好でまた、起死回生を演じて「夢の中にいるみたい。現実感がない。なんだろー、嬉しいです…」。
これで賞金ランキングも87位⇒18位に急上昇した。