日曜日から入り、月曜日と、この日火曜日には大学後輩の比嘉一貴(ひが・かずき)、竹安俊也(たけやす・しゅんや)、杉原大河(すぎはら・たいが)らとアウト9ホールの練習ラウンドで調整。
「グリーン周りとティショットが大事になると思いますのでそのへんを重点的に。コースのコンディションはグリーンも速くて、いい状態だなと思いました」と、感想を述べたが「自分の状態は分からない。やってみないと・・・」と、濁した。
先月の「ZOZOチャンピオンシップ」で2021年大会以来の2勝目を目指したが、通算5オーバーの51位タイに終わり、「うまくいかなかったので、やさぐれていたんですけど」と苦笑する。
その後は「体調を崩してしまって。1週間くらい。風邪をひいていたので何もできなかった。そのあと練習を開始して、何がいけなかったか、どういうふうにしていけばよくなるかなと考えてたんですけど、ちょっとよくなったな、と思ったらまた悪くなったりしているので。試合になってみて、いまやっていることが正しいのかどうかというのを早めに見極めて。間違っていなければ、そのまま日曜まで続けていければいいし」と、まずは手探りで、勝機をさぐる。
「今のほうが不安はありますけど、今のほうがよくなるんじゃないかな、という期待感はあります」と悩ましい表現で、心境を吐露した。
契約メーカー主催の本大会は、アマの2011年から2019年まで8回出て、トップ10が6回。
うち2位がアマ(12年)とプロ(15年)と合わせて2回。大会初優勝は2014年。
通算20アンダーの圧勝で連覇を飾ったケプカとは10打差の5位に終わった2017年には、最終日の3番で日本ツアー初のホールインワンを達成するなどホスト試合を盛り上げてきた。
4年ぶりの出場を果たす今年は50回大会。
「これまでの歴史を見ても、凄い選手が出て優勝している。もう1回そこに名前を刻みたいと思っていますし。アマチュアからクラブを使わせてもらっている。スポンサーの記念すべき年と思うので。日頃の恩返しという意味でも頑張りたいな、と思っています」と、意気込みを述べた。
国内ツアーも4年ぶり、2021年にマスターズを制してからなら初参戦だ。
「しっかりといいプレーすれば上位にはいられると思う。それにむけて準備をして、日曜日にいい思いをできるように頑張りたいと思います」。
メジャー覇者が記念のホスト試合で2年越しの凱旋Vを探る。