昨季の初挑戦では45位で、限定的ではあるが、今季の出場資格を得て転戦。
16試合に出て予選落ちが8回、最高位は19位タイと振るわず、カード取得には至らなかった。
予選会から再挑戦のつもりで準備を進めていたが、「思うところがあって」と、いったん断念。
「来年また日本で頑張って、再来年の再挑戦を目指します」という。
一番の理由は体のことだ。
本格的なトレーニングはしてこず、「今まで上手くいきすぎていた」と、反省する。
「現状で、どこまで行けるかなと思ってやっていたんですけど。今年、海外を転戦してみて、基礎的な動きが出来ていない部分が多いとわかった。いったんオフを作って、柔軟性など見直してみたいと思いました」という。
5月の「アドバンヘルス選手権」では「人生初」の棄権も経験。
開幕直前に、車のトランクからキャディバッグを下ろす際に「背中をペキッとやっちゃった」と、ムリしてスタートしたが、あまりに痛くて3ホール目に歩けなくなったそうだ。
それでも2週間の静養後に、カリフォルニアで挑戦した全米オープンの最終予選をトップ通過。
大会初出場を果たして、本戦でも予選を通過し、4日間をプレーするなど、底力も見せている。
「転戦はすごく楽しかったし、20代前半でアメリカのことを知れて体感できたのは、凄い良かった」と、手ぶらで帰ったのではない。
「この経験を、今後活かせるかどうか」。
大会主催の契約プロだが「今週も結果がついてくることを期待するしかない」と、控えめに語った。
再び旅立つ日まで、またしばらく日本で揉まれる。