初日は予選通過も危うい「73」の80位で出ると、2日目に10アンダーの「61」で2位タイに浮上し、3日目は「74」で、首位と5打差の10位まで落ちたが、最終日は6アンダーの「65」で、再び急上昇。
特にスコアを伸ばした日曜日の終盤は、「60度で完璧に打てた」と、パー4でグリーン近くからの2打目をチップインした15番のイーグルが圧巻だった。
2差に迫った最後の18番では、約3メートルのチャンスを迎えた。
「これを決めればもう少しプレッシャーをかけられる」と気合いを入れたが「ショートしたのが悔しいです」。
中島に2打及ばなかった。
「食べて、寝たら忘れる」とおおらかな24歳だ。
出遅れた初日の晩に、宿近くの町中華で麻婆茄子を食べて2日目の「61」につなげ、「74」を叩いた3日目の晩にもまた同店へ。
「毎日、あのお店に行っておけば良かったですね」と、あっけらかんと笑う。
「最終日に伸ばせてこの順位で上がれたことは素直にうれしい」と、自己最高の3位入賞で見えはじめた初Vの気配。
「はい・・・・・・」とちょっぴり神妙に「あると思います!」と、目をクリクリさせた。