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ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 2023

永野竜太郎「日本勢が絶対有利」自論を地で行く好発進

史上初の共催試合が開幕し、欧州・DPワールドツアーが配信する国際映像で、本戦最初の取材を受けた。

プロ16年目。34歳の永野竜太郎(ながの・りゅうたろう)が初日の第一組でコースに出て、「65」を記録。

5アンダーで飛び出し、「いいスタートが切れて良かった」などと、トップバッターでマイクを持ち、第一声を述べた。



テレビクルーは、今季開幕から先週まで2戦で11位タイ→5位と、好調を続けているのも分かっていた。

「確かに、今年フィーリングは悪くない」と、頷いたが「でもきょうの調子はイマイチでした」。

原因は大きな大会ゆえのぴりっとした緊張感か、またはあまりに早起きしたためか。


この日は日本ツアーでも、あまり例のない6時25分のティオフ。
前日水曜日の練習ラウンドは、現在欧州ツアーで4季連続シードを守る川村昌弘(かわむら・まさひろ)と、午後遅めの14時スタートで約束していた。


でも、初日の時間が分かってきゅうきょ変更。
「(午後)6時にベッドインしないと!」と、冗談交じりで川村に詫びると、早め早めの行動で、夜8時過ぎには就寝できても、陽の明けない3時半起床はやっぱり調子が狂いがち。


先週の「関西オープン」は、最終日に蟬川と河本と最終組で直接対決し、「2人とも飛ぶから自分もと“振り疲れ”も残ってる」と、まだ起ききらない体を駆使して早朝プレー。


「ダメだな、という気持ちと、頑張りたい気持ち。最初はギクシャクしていた」と、前半12番で連続ボギーを叩いた。

14番では「なかなか、日本では切らないところに切ってある」と、欧州ツアーならではのエッジぎわに立つピンに向かって挑戦。

「右手前10メートルくらいに戻ってきちゃって。あ~ああ・・・」と、ため息をこぼしながらも奮戦。


1アンダーで折り返すと後半アウトは、手前6メートルを沈めた5番のイーグルと、1、7番でバーディ2つ。
今週も、好スタートを切った。


先週は、若い蟬川にプロ16年目の初優勝を阻まれたが、「勝ち負けに関しては、悔しいはない。ただパットが決められず、詰められなかった。蟬川を楽にさせてしまったもどかしさはあった」と、振り返るが、引きずってはいない。


欧州・DPワールドツアーで4季連続のシード権を保持する川村とは、オフにほぼ欠かさず、互いの地元で一緒にラウンドする仲。

「昌弘だけじゃなく、(松山)英樹(ひでき)や(小平)智(さとし)もそうだけど。あれだけ長く海外で続けるのは並大抵ではない。凄い、の一言。刺激・・・? もちろん。特に若い選手たちほど、感じなくちゃいけない」と、34歳も奮起する。

今大会は、欧州ツアーがコースセッティングを主導し、出場選手も半数を欧州勢が占める。
「向こうも上手いが、2,3日もすればみんなコースに慣れる。日本開催なら、日本勢が絶対有利」と、信じて初共催に挑む。


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