短期決戦で、最後5ホール残して平田に2差2位につけていた細野勇策(ほその・ゆうさく)が、もっとも逆転のチャンスだったが「残りも簡単に獲れるホールではない。1位はねらいたいけどなかなか難しいというか、複雑でした」と、懸念どおりに再開の14番パー5(600ヤード)で、約7メートルのバーディトライを逃したあと、15番ではピンチに。
ティショットを右の林の中に入れ、2打目は前方のラフに出すだけ。
フェアウェイからチャンスに乗せたが、これがボギーパット。
残り3ホールで3差がついた。
「耐えながら、どこかでバーディをと思ったんですけど、なかなかチャンスも来なくて落としてしまった」と、挽回を期した上りホールも、16番パー3でティショットを左に外し、17番の第2打は、右バンカー。
どれもしのぐので精いっぱいの状況で、
逆転の目もないまま終戦。
「もうちょっといいプレーをしたかった、というのはある」。
でも、3差3位はプロ転向後の自己ベストを更新だ
「2日間のスコアでみればいい出来なんじゃないか」と評価し、「自分がいいプレーをすれば上位でプレーできる
と思うので。そういう試合を数多くしてきたい」。
1991年の羽川豊氏以来の日本人レフティVが、待ち遠しい。