うち、最上位の3位タイにつけたのが大岩で、ボギーなしの7バーディを記録して、通算12アンダーは首位と4打差。
初Vもにらめる位置で最終日を迎えるが、実は芥屋は、デビュー戦を飾った2019年から3大会続けて予選敗退していた苦手なコースだった。
“4度目の正直”を目指した昨年大会は、開催前に谷コーチから「また落ちたらもう出なくていい」と、言われていたそうだが、上りの連続バーディで、辛くも予選を突破。
ようやく壁を打ち破り、2度目を目指した今年は、ここで行われている6月のABEMAツアー「LANDIC CHALLENGE 11」が、現状打破のきっかけになった。
ツアーの開催コースで唯一のコウライグリーンは、芝目読みが難解だが、今季から本格的に取り入れた「エイムポイント」の手法を駆使して「芝目に左右されないように。自分を信じて打つ」と決めたら、苦手意識が軽減され、本大会に向けてもイメージをつなげることができたという。
転向3年目の2021年に、開幕から5大会連続でトップ10を記録するなど活躍し、初シードを獲ったが、昨年は膝のケガが影響して陥落。
今季はファイナルQT11位からの出直しを誓う。
「優勝したい…。優勝できたらいいですね」。
自身2年ぶり5回目の最終日最終組で、芥屋を完全克服する。