2位に2打差の単独首位でスタートしたが、1番で約1メートル半を逃し、8番では左から約5メートルのバーディパットも決まらず、前半最後の9番も約3メートルのチャンスを外した。
リードを守ってターンはできたが、前半9ホールはすべてパー。
足踏みしたまま入った後半10番でついに追いつかれて大混戦に紛れた。
50回の記念大会に際して、敬愛する尾崎将司が7勝を誇る輪厚を改めて「ジャンボさんの庭」と命名し、尾崎が保持する最多アンダー記録「20」を塗り替えての初Vを目標にしていたが、偉大な記録には届かなかった。
17番パー5のセカンドショットの林越えなど、尾崎みたいに果敢にクラブを振ったが「悪い癖でタッチが良くないとかもあったので。その辺もうちょっと強気にアグレッシブに行けたらよかったのかな、と思いますね」と、グリーン上で攻めあぐねた自分を悔いた。
「ショットでは良いパフォーマンスが出せたかな、と思うので、あとはパッティングがきまってくれれば」。
単独トップで迎えた自身3度目の最終日は前の2回に続いてまた2位。
また、通算では7度目の2位を静かに省みた。