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三井住友VISA太平洋マスターズ 2024

谷原と河本 共に1差で惜敗した2人は

1差の2位で敗れた2人は「惜しかったですね」と、声をそろえた。

谷原秀人(たにはら・ひでと)は、1打リードで入った最後18番のパー5でボギー。


    「奥から戻そうという頭があった」という3打目が、2段グリーンから落ちてこず、難しいバーディトライを3パットした。
    2013年と、21年大会に次ぐ大会3勝目を一歩で逃した。

    3打差の9位タイから出て、1番や8番など、長いパットをよく決めた。
    4番、6番のバーディで大混戦に加わると、1.5メートルにつけた8番で首位を捉えた。
    石川らと大接戦を繰り広げたが、45歳の力は最後の最後に尽きた。

    谷原もまた、史上12人目の通算20勝目がかかっていたが、石川に先を越された。

    今年は、次週の「ダンロップフェニックス」を自身の今季最終戦と決めている。
    「あと1試合なんで。頑張ります」。
    宮崎で、史上13人目の快挙を目指す。


    河本力(かわもと・りき)は、最後18番でバーディを決めたが敗れた。


      通算10アンダーで並んだが、最終組の石川のバーディで敗戦。
      谷原と共に1差で敗れて2年ぶりの通算3勝目は届かなかった。

      2打差の4位タイから出て、前半3つのバーディで首位に並んだ。
      8番でボギーを打ったが、9番では長いパーパットをしのいで、ガッツポーズも出た。

      後半もチャンスパットを打ち続けたが、17番でボギー。
      「最後まで諦めることなく、18番で良いバーディーを取れたし、来週からにつながると思う」と、前向きに述べたが、目から涙がこぼれ落ちそうだった。

      「今週、パッティングがすごい良かったので。継続してやっていければ、自分にもチャンスがあると思う。しっかり掴んでいきたいです」。
      悔しさをこらえて再び18番グリーンへ。
      「遼さんをハグしに行こう」。
      涙をこらえて石川を祝福しに行った。

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