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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2024

先週3位の前田光史朗「出場選手で一番コースを知っている」と自負。新・ご当地プロが報いたい人

18日火曜日の前夜祭でも選手会主催試合の新たなご当地プロとして、引っ張りだこだった。


火曜日の前夜祭にて。那須塩原市長(左端)にも激励をいただきました!ちなみに撮影してくれているのは石坂友宏さんです!


プロ3年目を戦う前田光史朗(まえだ・こうしろう)は、地元栃木県の下野市(しもつけし)の出身。

高速を使えば、会場まで車で1時間ほど。


「土日に応援に行くからと、たくさんの方に言っていただいて。まずは予選通過をしていい位置で決勝ラウンドを戦いたいという気持ちが強い」と、意気込む。


宴席では渡辺・那須塩原市長から「頑張って」と、じきじきに激励を受けて恐縮した。

賞金42位で初めてシードを獲得した今オフは、下野市に「心ばかりですが」とチャリティ金を寄贈。
表敬訪問した坂村市長からも、本大会での励ましを受けていた。

「いいご報告ができればいいな」と改めて気合が入る。


先週の韓国開催「ハナ銀行インビテーショナル」では、昨年2位に入った「ANAオープン」に次ぐ自己ベストの3打差3位で初優勝に迫り、現地のゴルフファンにも「マエダ」の名前を売り込んできたばかりだ。


「だんだんよくなっている感覚が最近ありながら、それがなかなか結果に結びついていなかったのですが、先週、やっと出てくれた。今週もその流れに乗っていきたい」と、月曜日に急いで帰宅し、火曜日から練習しようと思っていたのにその日は大雨。


翌日の開幕直前プロアマは選手会の取り組みとして、前・後半で選手が交代するシステムのため、しっかり見て回れたのも、インの9ホールにとどまったが、会場の西那須野カントリー倶楽部は、作新学院高校時から数えたら50ラウンド以上。

2022年に出場した栃木国体の会場はお隣のホウライカントリー倶楽部だったが、強化練習の指定コースがここだったそうだ。

「出場している選手の中で一番コースを知っていると思う」と、ひそかな自信も。


昨年大会をプレーオフで制した谷原秀人(たにはら・ひでと)のVスコアは24アンダー。

前田のここでのベストスコアは6アンダーの「66」だから×4日で手が届く。

でも、「去年までのスコアを見てみても6アンダーを4日間、というのはペース的に厳しい。1日2日で、7、8アンダーくらいのビッグスコアを出していかないと届かない」と、頭を巡らす。


「このコースはドックレッグやブラインドホール、グリーンにもアンジュレーションがあって難しいので。セカンドを打つ位置が非常に重要になってくる」と、改めて肝に銘じる。


土曜日は、8番パー3でV争い中のプロと地元高校生によるニアピン対決もある。

事前に連絡をくださったゴルフ部監督によると、母校の作新学院は今年も、みなチームカラーの黄色のユニフォームを着て参加してくれるそうだ。


昨年大会は、あいにく黄色のウェアの持ち合わせがなく残念だったが今年はしっかり準備。

「後輩たちとぜひ、決勝ラウンドで戦えたら」と、それも大きなモチベーションだ。


同校から日大への進学は、高校OBの阿久津未来也(あくつ・みきや)のアドバイスがあったから。

「みきやさんには、今もすごく気にかけていただいて、成績が良ければナイスとラインをくれたり、オフもラウンドに誘ってくださる。人格も素晴らしく、尊敬できる人」。

今年は選手会副会長に抜擢され、本大会も実行委員として奔走している。


大好きな先輩にも結果で報いる。

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