3人タイでの首位発進を果たした。
「ロングパットを少し強く打ってしまって、返しも決めることができなかった」と、スタートの1番でいきなり3パットのボギーを先行させたが、「後半はスピードもタッチも合ってきた」と、すぐに立て直して6バーディ。
難コースで今年も、昨年覇者の骨頂を見せつけた。
大会特別協賛の森ビルゴルフリゾートでは、開催直前に地元茨城県の笠間市と「ゴルフによるまちづくり」に関する基本協定を締結し、その一環で今年は600人もの地元小学生を大会に招待し、練習日の火曜日から校外学習の子どもたちがコースにひしめく。
この日は、金谷がちょうど18番のティショットを打つ際に、背後にズラリと整列。
真剣なまなざしが背中に集中する中、「見てもらえることはすごい嬉しいこと」と、気合が入った。
「こういう機会に交流できたり、ゴルフに触れてくれるのは嬉しい」と、今度6アイアンで打った185ヤードの2打目でピンを直撃する快打を放ち、2メートルのバーディパットもきっちりと決め切った。
「初日に良いプレーができないと、優勝するチャンスも減ってくる」というように、昨年大会は初日から首位を走り続ける完全Vだった。
「きょうは出だしで躓いた中でしっかり立て直せた。良いプレーができて、またチャンスも増えたんじゃないか」と、大会初の連覇に向けて手ごたえを口にした。
「明日以降もたくさんバーディ獲って、とにかく優勝目指してあと54ホールやるだけ」。
昨年覇者のやる気はハンパない。