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バンテリン東海クラシック 2024
金谷拓実は惜敗2位も「悔いはない」ルーキー賞100万円に笑顔
金谷拓実(かなや・たくみ)が最終日の表彰式に列席。
15番のイーグル賞(100万円、提供MATSUO)で参列した大学先輩の片岡尚之(かたおか・なおゆき)に「拓実は何賞?」と、聞かれて本人も不思議そうに答える。
「ルーキー賞らしいんですよ」
「えっ…、拓実ルーキーなの?」と、びっくりしていた片岡も、実は賞の対象選手。
“ルーキー”の最上位選手に贈られる100万円(提供ミック)は、ツアープレーヤー転向5年以内が受賞の条件だ。
金谷はぎりぎり今年が5年目。
「僕らもまだルーキーって呼んでもらえるんだ、よかったよかった」と、片岡と喜び合う様子は屈託がなかったが、本戦1差2位の惜敗は悔しいには違いない。
でも、敗戦の弁は「幡地(はたぢ)選手のプレーは素晴らしかったし、自分もいいプレーができたかな、と思います」と、すがすがしかった。
初出場の21年は5位で、2回目の昨年は3位。
「好きなトーナメント」と、好相性を自認する試合でまた勝てなかった。
でも「悔いはない」と、言い切った。
2打差の5位から出て3連続バーディのスタートダッシュを決め、6番と7番では立て続けに2~3メートルのガッツパーを拾った。
「途中、ピンチもありましたけど、いいセーブができてノーボギーで回れた」と、評価する。
12番の連続バーディで一度は単独トップで逆転したが、最後は幡地に競り負けた。
「18番もとにかくバーディを獲ることに集中して打ちましたが少し外れてしまった」と、幡地を笑顔で称えた。
「きょうは本当にいいプレーが出来たので、来週以降につながっていくと思います」。
頑として前を向いた。