海沿いにへばりつく18ホールは、アウト9ホールで同方向に延々行って、インで延々逆方向に戻ってくる性質上、前・後半で真逆の風が吹き続く。
松山と共に予選を突破したJGTO選手の宋永漢(ソン・ヨンハン)も、「それでショットがおかしくなる感じがあります」と、こぼしていた。
松山も、中継の質問に答えた4日間の総括で「その部分の持っていかれ方が難しかった」と話し、「きょうこそはアンダーパーで回れると思いながらやってたんですけど、また後半うまくいかなかった」と、最終日に関しても、3、4番で連続バーディを獲るなど1アンダーでターンした前半に対して、13番と16番とで2度の連続ボギーを打つなど後半の4オーバーに無念そう。
ホールアウトした時点では、最終組のスタートまで2時間以上もあり、順位の確定はまだ先になるが、4日間通算12オーバーは60位前後になる見込みだ。
「前回ここで出たときは予選落ちだったので。通れてよかったな、というのと、4日間やってみるとこのコースに通用しなかったというところで苦しいラウンドが続きましたけど。いいものも多少は出ているのかなと思うので。それをしっかり次につなげていけるように」と、次への抱負を述べた。
中島啓太と共に代表をつとめるパリ五輪は2週間後。
前回の東京は銅=3位をかけたプレーオフで敗退。メダルを逃している。
「ショットもパットもしっかりしないと。まずパットを重点的にやっていきたいと思います」と課題を挙げ、「出るからにはどの試合でも1番を目指しているので」と、目標を掲げた。