徹底したマネジメントでスコアを構築するタイプ。
「普段だと、まずパーに価値を置き、パーを積み重ねていきたいけど今回はパーだと得点にならない」。
いつもなら、ピンを攻めることもない。
しかし、今回はピンを狙わなければチャンスもできない。
そう思ってピンを狙おうにも、特に午後からのコースは風もあり、傾斜のあるグリーンも乾いて、ピン位置も難解だった。
宿を出る前に、午前組のプレーをネット中継「ABEMA」でじっくりと観戦し「ああ、そういう難しさがあるんだ、と」。
頭を切り替え、宿を出てきた。
会場に入ってびっくりしたのが、同組の日大先輩で、同じ用具契約先の宮本勝昌(みやもと・かつまさ)と、ウェアが上下丸かぶりだったこと。
「いやほんとに偶然でした」と、そんなとこでも生中継は盛り上がった。
「プレースタイルは大きく変えないですけど、グリーンのコンパクションが上がっていたのでパターのタッチぐらいは変えましたかね」と巧みにアジャストし、「ステーブルフォードでは、バーディーに価値があり、ボギーを打ってもまだポジティブに次のホールに行けますけど、ダブルボギーはかなりの代償。ダブルボギーが出そうになったらすぐにその芽を摘むように」と、天才的な適応力で、次第にポイント制にも開眼。
「今日は楽しくやれました」と、奥のカラーからパターを握り、左に大きく曲がるラインを読み切った10番でのコミカルなパフォーマンスで2日目の「リアクション賞」(※ネット中継ABEMA提供)を受賞。
目新しいゲーム方式にもしっかりと対応し、2日通算17点で7位タイに浮上してきた。
今朝も、ホテルのサウナはサロン状態だった。
堀川が行くと、今をときめく若いプロたちですでにいっぱいで、“サ活”の効果を実感する。
コロナ禍で始めたYouTubeの登録者は35万人を超えたが、「レッスンを見に来る視聴者さんが50%で、ギアとラウンドが25%ずつ。それ以外の新しいジャンルがあったら独占できるかな、と思って今いろいろ新しいネタを考えています」と、ますます貪欲に、今週もコース内外でみんなを存分に喜ばす。