最終日は4差の4位タイから小木曽を追い、4アンダーの「67」。
「きょうは風が一番強くて。安全に安全に、といっていたのでなかなかチャンスが作れなかった」と、前半9ホールは1オーバーと苦しんだが、後半入ってすぐ10番から3連続バーディが来た。
「パットのタッチは前半からよかったので焦らずにできたのが、好スコアにつながった」と、17番では長いバーディトライを沈めてガッツポーズも出た。
18番も、奥の傾斜を使って巧みな連続バーディ締め。
初優勝には届かなかったがアウェイで「マエダ」の名前を印象付けた。
同組で回った韓国の張裕彬(チャン ユビン)も最終ホールのバーディで、小木曽に追いつく粘りを見せていた。
「目の前でよいプレーを見られたので刺激を受けました」と、韓国土産をスーツケースに詰め込み“帰省”する。
栃木県の下野市出身で、地元・作新学院高校卒。
翌週の選手会主催「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」は地元開催だ。
「より一層気合が入っていますし、頑張りたいと思います」。
昨季の賞金レースを引っ張った中島啓太(なかじま・けいた)や蟬川果(せみかわ・たいが)、平田憲聖(ひらた・けんせい)らと同学年。
23歳が飛躍のチャンスを迎えている。