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〜全英への道〜ミズノオープンゴルフトーナメント 1999

暫定首位の渡辺司

「こういうスコアが出る人は、この天候もあまりなんとも思わない。
悪くないと苦にならないんですね。
悪いとなんでも苦になっちゃうけど。
1番、2番、3番もバーディチャンスで、でも入らなくて、『入らない、入らない』って思っててたら4番で8メートルを3パットしてボギーにしちゃった。
でも、次の5番で4メートルのバーディパットが入ると、人間フシギなもんで、急に次からも入り出しちゃう(そのあと8バーディ)。
今週の火曜日に、メーカーの人から新しいドライバーを受け取って、それが、いままでのより倍以上いいんです。
飛距離も方向性も大満足で、それがとても嬉しくてね。
きょうも、18番でちょっとラフにはずしたくらいでずっとフェアウェー。
こういう雨の日は、右にすべりやすいんだけど、このドライバーなら、滑らずにしっかり飛んでいく。
このコースではグリーンをはずさないことが第1だから、フェアウェーをキープできていることが自分としては大きいかな、と思う。
それとグローブだね。
僕はもともと汗っかきで、手とグローブの間が普通のグローブだと滑るから、スウェードみたにな革に特殊加工したものを使っているんだけど、それがすっごくいいんだ。
絞れるくらいに水がぼたぼた滴ってても、滑らない。
逆にそれくらい濡れてほうがいいくたいで、きょう少し乾いてきたんで、水たまりにわざとグローブをつけてグリップしたら、一緒にまわっていたアンソニー・ギリガンが、いったい何をするんだって、びっくりしてたよ。
僕の雨振りご用達。
きょうは1回もグローブを変えなかったよ。
今週のコースコンデイションは素晴らしいね。
普通さ、こんなに降ると、カジュアルで救済してもドロップするところがないことが多いんだけど、ここはあるもんね、ちゃんと乾いた箇所が。
グリーンも雨降ってるのにそんなに転がるかっていうくらい、天気のときの転がりと変わらない。素晴らしいよ」

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