Tournament article
〜全英への道〜ミズノオープンゴルフトーナメント 1999
日下敏治大会ディクターの「大会みどころ」
今週は、当機構と選手会が、厚生省と財団法人エイズ予防財団に協力して、ゴルフを通じてエイズに対する正しい知識と理解の普及に一役買いたい・・・・その思いのあらわれが、この赤いリボン。
今週は、選手、スタッフ全員がこのリボンをつけ、大会に臨みます。
みなさんも、ぜひご協力ください。
さて、全英オープン出場日本予選の最終戦にふさわしく、日本では数少ないリンクスコースのここ、瀬戸内海ゴルフ倶楽部で、ミズノオープンが開かれるようになって2年目。
昨年の、コースコンディションのクオリティを聞きつけ、自分もトライしてみたい、と出場してきている選手もいる、というほど評価の高いコースです。
今年は、昨年よりさらにレベルアップして、開催を迎えます。
たとえばティショット。
少しでも左右に曲げてラフにいれれば、ペナルティは覚悟しなければならないし、ヘタすれば捜すのも困難な箇所もあります。
正確なティショットがなにより要求されます。
第2打は、速く硬く仕上げられたグリーンには、選手らは、ボールの持って行き場に大いに悩まされることでしょう。そして、その難所に吹きつけるリンクス特有の風がますます選手らのチャレンジ精神をあおります。
フォローやアゲンスト風より、厄介なのはサイドからの風です。
これを読みきらなければ、成功はありません。
コース全体はフラットで、見通しのきくコースですが、目標物がない分、逆にターゲットが絞りにくい難しさがあり、距離感をできるだけ早く正確につかむことが、幸運を呼びこむ鍵となるでしょうね。
そのほか、地元ボランティアの方、約500人が大会運営に協力してくださったり、練習場のボールにメーカー7社が協賛してくださったり、みんなでトーナメントを盛り上げようという空気でムンムンしてます。ぜひ、会場に足を運んでいただいてこの熱気を直に感じとってください。