Tournament article

ヨネックスオープン広島 1999

予選通過に賭ける新戦力2人が同組でラウンド

 8番ロングの第2打を5番Iでピン手前5センチにてけてイーグルを奪う見せ場を作ったジョージア大2年の今田竜二は、しかし、最終18番でダボ。
 ティショットを右のラフに打ちこみ、「フライヤーになると思った」と用心したショットはグリーンに届かない。3打目のアプローチは今度はグリーンオーバーして返しの寄せは、2メートル半もオーバーしてしまった。結局、2オーバーの74位タイでホールアウト。
 不本意な出だしに、「ラフに入ると難しい。明日は、終わったあとこういう気分じゃいたくない。出直しです」と、ツアー初の予選通過を目指して、巻き返しを図る。

一方、ツアー4戦目の挑戦になるジャンボ尾崎の長男、智春は、2番ロングで右手前からの第2打を1メートルに寄せてバーディと幸先のよいスタートを切ったかに見えたが、5、6、7番で悪夢。5番、200ヤードのショートホールは5Iでのティショットが「(クラブヘッドが)薄く入る」ミスショットで、約15ヤード手前のラフにボールが埋まってしまった。このリカバリーを手前バンカーに入れるミスを繰り返し、「強烈なアゴの目玉」は、左に出すだけ。
なんとこのホール、トリプルボギーとしてしまった。続く6番、7番はダボ、ボギーを重ね修復不能。結果は6オーバーの118位タイ。
 この悪夢には前兆があったという。4番のミドルホールで、「2メートル弱のバーディパットをはずしたのがショックだった」。
 このショックをそのまま、次のホールまで引きずってしまったというのだ。
 「この後、悪い方、悪い方へ気持ちが行ってしまった気がする。いいスタートが切れていたというのに…。ミスをうまく切りかえていけないといけないですね」と、ガックリ。
 アンダーパーで回るのが目標という智春。
 明日2日目は、アンダーパーどころか、相当に稼がないと3日目はない。
 

関連記事