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ダイドードリンコ静岡オープン 1999

4位の原田三夫

普段の練習の合間に、仲間のプロとよくやるパター戦。
「これが、効きましたわ」と原田三夫。
それも、単にグリーン上でするのでなく、グリーン回りのラフからパターを使って入れ合うパター戦だ。「いつもそんなことして遊んでるんです」。
この日は、その“遊び”の延長とばかりに、5番ロング。グリーン左手前のラフからのアプローチで、迷わずパットを握ってバーディ。
7番でも、ピンまで13メートルのグリーン右横ラフからパターで。
11番ロングはグリーンの右奥、左足下がりの難しいライを、「パターでころころっと転がしたらもう少しで入りかけのナイスアプローチ」でOKパー。
ピンチをしのいだ。「もう、アプローチでアイアン、持たなくなりそうですわ」と苦笑い。
結局、最終ラウンドではボギーひとつの5バーディを出して、通算8アンダーまでスコアを伸ばし、4位フィニッシュ。
「一昨年、この大会でけっこういい感じで終ったあと、翌月のつるやオープンで優勝できたんです。今年も、幸先よさそうです」。
フテキな笑みを浮かべて、コースをあとにした。

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