Tournament article
久光製薬KBCオーガスタ 1999
雷雨にもかかわらず、会場に足を運んでくださったお客さまはこの日1,684人
その先導にたったのが、今大会4連覇をねらうジャンボ尾崎。ひとりひとりと握手をしながらバッチを配るジャンボのまわりには数百人のファンが殺到。折りしも、大きな雷も一発、鳴り響いたことで、クラブハウス前は一時騒然となった。
ジャンボ尾崎のはなし
「自宅で休養をとりすぎて、久しぶりにクラブを振ったときに胸筋を痛めたんだ。1ヶ月、練習してなかったからね。肉離れみたいな感じになってしまったんだよ。気持ちは不安だね。1日、2日試合やりながら、様子をみていく感じになるかな。
だからきょうの中止はケガにとってはよかったよね。
最終日に36ホールになるかもしれないことについてどう思うかって? そんなの、初日も2日目も終わってないのに、わかんないよ。
4連覇達成については、意識はしていない。まあ、好きなコースだから、感触はいいんじゃないかな。でもそれよりとにかくいいゴルフを重ねていけたらいいよね。
いかに自分の体のコンディションを整えながらいくか、だね。自信満々より、多少の故障や不安があったほうが、いいんだ。プレーが雑にならないからね。
1ヶ月、ゴルフをしないと、スイングのなかでどうしてもこれだけはやりたくない、という部分が出てくるんだ。自分の本来の姿でない部分がね。
それをどうやって、本来のものに戻していくか、それが今週の課題だね。
プロとしては、初日で他を突き放した勝ち方が理想だけど、今週は(ケガのせいで)練習もろくにできてないし、初日2日目は様子をみながら、最終日に爆発(笑)追いこみウィークになりそうだね。まあ、結果的にゲームがおもしろくなれば、ね。試合をやるうちに手応えを感じていけたらいいよ。
もっとも、エブリバディには、いいハンディキャップにはなりそうだね(笑)」