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日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 1999

今野康晴VS伊沢利光、4アンド3で今野の勝利。

13番では自身初のホールインワンだ。
12番で1アップすると、13番ショート(197ヤード)では、ホールインワン。後の14番も取って3連取。現在絶好調の伊沢利光を4−3の大差で破った今野康晴。対する伊沢は「ホールインワンなんかされちゃあねえ…ダメだ。どうしようもない」と、お手上げだ。
 前日、「明日の伊沢さんを破れば、ぼくにもチャンスがあるかも…」と話していただけに、この日のホールインワンは、メジャー初制覇への序章とできるのか。期待がかかる。

 今野康晴のはなし
「ちょっと風がアゲていたので4番アイアンで打ちました。フック気味の球筋でスリーバウンド目で入ったのが見えました。これでホールインワンは4回目ですが、入るところが見えたのは今回が初めてです。うれしかった。伊沢さんもどうしていか分からなかったでしょうね。
ホールインワンのときのクラブは3回が4番アイアンで、あと1回が5番アイアンです。4番アイアンは、得意というか、好きなクラブですね。
ストロークプレーと違ってマッチではホールインワンでも1アップだけですから、次ぎのホールではもう忘れました。
昨日は3アップしていたのに途中で自分で崩れてイーブンにまでなってしまったのを反省して、今日はリードしても気を緩めないようにやっていました。
自分の調子からして今日は勝てるとは思っていませんでした。勝てたらいいな、という感じでした。
1アップで折りかえしたあと、11番で伊沢は完全にボギーという形のとき、僕は10メートルぐらいのバットを2つで行けば勝ちなのに3パットして分けてしまいました。パッティングはいい感じで打てているのに距離感が悪くて、もったいないですね。最後のほうは距離感だけ気をつけて打っていました。
3回戦進出は、うまく行けば、と思っていましたが、調子がよくなかったのに、相手のミスで勝てました」
  • 絶好調の伊沢(写真手前)を制した今野(奥)

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