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ジーン・サラゼン ジュンクラシック 1999

「体力もないし、最後はバタバタだった。」ジャンボ尾崎

とても疲れた風情の18番横、スコア提出場でのジャンボ尾崎
1番、2番をバーディとし、専制パンチ。4番ミドルは、ピンまで7メートルを沈めて、ギャラリーの大歓声に満面の笑顔でこたえた矢先だっただけに、5番ショートのダブルパーはショッキングだった。
 左バンカーからの第2打は、左足をバンカー外に投げ出す窮屈な姿勢でのショットだった。脱出失敗。再びバンカーから打った3打目は、今度は、グリーンをオーバーする大ホームランだ。球は、グリーン右下の傾斜を転がり落ちて行った。
 そこから、寄せきれず2パットの『6』。
 最初の3バーディは泡と消えてしまった。
 だが、「それでも、最後まで優勝戦線に残るジャンボのしぶとさには、目を見張るものがある」と、優勝した飯合は語った。
 ジャンボは、背中の痛みを押しての本大会出場だった。

ジャンボ尾崎のはなし
「5番ホールは大ミスだな。ダブルパーをきのうときょうで2回も出しているようじゃ、勝てないよ。体力もないし、最後はバタバタだった。この体調でよくできたっていえばよくできたけどね。こういうコンデイションは、気力だけが頼りだからね。 後半はどうしても入れられなかったな。体力がそこまで回復してないってことかな。
 まあ、こんな体調で勝っちゃったらいけないよな。
 この状況でこれだけやれたってことは、非常に得るものが多かったからヨシとしたいね。
  しかし、今週のコースは下半身にくるな。飯(合)の下半身の強さが羨ましいよ。
 そうはいっても、体調は少しずつよくなってきてることは確かだし、スイング中に気にすることがなくなってきた。来週の心配は、抜けたといっていいね」

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