Tournament article

GeorgiaKSBオープン 1999

3日目、午後から吹き荒れた北風の影響は・・・

あるときはフォロー、あるときはアゲンスト。
七変化する冷たい北風は、選手を存分に翻弄した。
この日、ふたつスコアを縮めて5アンダー、9位の桑原克典は、最終18番ロングをボギーでホールアウトして、「一緒の組みの(ディネッシ)チャンドさんが18番の2打目の打ったときは確かにフォローのはずだったのに、いざ自分が打つときにはまるっきり逆になって、『アレ』って感じで、ホントわかんなくなっちゃって・・・
上がり3ホールはまともに風の影響を受けてつらいよ。
ここで伸ばせる人は、すごい人だと思うよ」と洩らした。

4バーディ(3ボギー)の71で通算7アンダー6位タイの倉本昌弘は、「アゲンストになったり、フォローになったり、風で距離感がまったく合わなかった。
きょうは、アウトコースのほうで伸ばせるかが鍵。
風の影響で、インコースでは爆発的に伸ばせないですからね」。

同じく6位タイの宮瀬博文も、
「あがり3ホールが一番きつかったです」といたずらな風に、悩まされたふうだった。

もっとも、そんな風が「好き」と言った選手もいる。
3位の川原希だ。
「自分なりの風対策があるんです。
グリーンのラインを読むのと同じイメージで、たとえば右から左に風が吹いていたら右に球を打ち出していけばいい、ってふうに風の流れを読むのが好きなんです」という川原の、目下の趣味は将棋。
「頭を思いっきり使えるのが面白い」との言葉からも伺えるように、いきなり優勝戦線に名乗りを挙げた新顔は、どうやら頭脳プレーが得意のようだ。

関連記事