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フジサンケイクラシック 1999

プロ6年目、桧垣繁正初優勝!!

 前日3日目。自ら『危険ゾーン』と話し、警戒していた16番。左手海ぞいのロングホール。桧垣は第2打を、左OB方向へ打ち出してしまう。2位のスティーブン・コンランとはこの時点で3打差。誰もが桧垣のOBを覚悟し、悲鳴をあげたその瞬間。ボールは1本の松の木に跳ねて進路を変え、グリーン横のバンカーに腰を落ちつけた。
 これを桧垣はピンまで3メートルに寄せてバーディ。1歩間違えれば、悪夢となったかしれないこのホールで、一転、桧垣は勝利に一挙に近付いた。

 桧垣繁正
昭和46年10月17日生まれの27歳。大阪府出身。小学生のころから英会話、ピアノを習うかたわら、6年生のときはじめてクラブを握る。大阪の箕面自由学園高校のとき、日本ジュニアの代表に。ゴルフの名門・近畿大学時代は日本学生で優勝。平成6年にプロテスト一発合格。初シードは平成9年(ランク20位)。弟・豪も、兄の後を追って、平成8年にプロ入りしている。

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