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住建産業オープン広島 2000

日下敏治JGTOエグゼクティブディレクター

 「今年はラフの長さを100ミリから150ミリに設定し、ティショットの正確性を求めました。例年より雨が多かったため、ラフの成長が非常に良く、青くみずみずしいラフにしあがっています。ところによっては、クラブが葉に絡んで抜けにくいため、脱出が難しい箇所があります。練習ラウンドでコースを下見した選手からは、「今週はティショットでフェアウェーを捕らえられるかが大きなカギだね」とか、「ラフに入れるとゴルフにならない」などといった声が早くも聞こえています。
 さらに、コースは各ホールを松林にセパレートされた典型的な林間コース。木々を越えてゆける高めの弾道と、精密なコントロール性が、なによりも必要となってくるでしょう。
 グリーンは、コンパクション11.5、スティンプメーターは10.5フィートを記録し、梅雨時期にしては、まずまずの硬さと速さを維持しています。ラフからのショットは、フライヤーも計算に入れながら、時には無理してグリーンを狙わず、手前にレイアップする勇気も求められるでしょう。
 選手層は、尾崎将司選手をはじめ、巨人軍・桑田真澄投手の弟、泉選手や、地元・広島県出身の田中秀道選手など、注目選手が出揃い大会はいっそうの盛りあがりを見せるものと期待しております。
 梅雨時期で天候が不安定なときではありますが、ぜひ、会場にお越しになり選手の熱戦をお楽しみ下さい。

★ 日下敏治 (写真左端、1999年11月撮影)
 1953年4月23日生まれの47歳、大阪府出身。1973年に資格認定プロテスト合格。日本ゴルフツアー機構が発足した昨年1年間、チーフディレクターを務め、今年からエグゼクティブディレクターに就任した。「日本人選手が、世界に通用するプレーヤーに育ってくれるような大きなフィールドとルール作り」を第一の目標に、全国各地を奔走する毎日を送っている

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