Tournament article
住建産業オープン広島 2000
「今日は大変な1日でした」
スタートの10番パー4。湯原のティショットは、「手がすべって」右にシャンク。斜面に突き刺さり、そこからの第2打はグリーンオーバー。2パットの痛いダボ発進だ。
その痛手を12番のチップインイーグルで取り戻したが、次の13番では、フェアウェー真中にデン、とそびえたつ、松の木を狙って打ったティショットが大当たり。
「まさか、どっちかによけられると思ったのに! 狙いどおり行ってしまった」。派手な音とともに、跳ねた先は左林の中。そこから、フックボールでグリーン方向を狙ったが、50ヤードほど残ってしまいボギー。14番では、ティショットを右ラフに入れ、第2打はグリーンオーバーの連続ボギーと、散々、スコアボードを行ったり来りしたあげく、通算7アンダーの2位タイに収まり、「今日は大変な1日でした…」と息をついた。
★湯原信光のはなし
「けっして調子は悪くないんだよ。でも、なんか狙いがよかったっていうか…13番は、そこに打った時点でいけないよね。左右どちらかによけて行けるだろう、と思ったのに、狙ったほうへそのまま行っちゃった。ちょっとした狂いだよ。本当にいい球ではあったんだ。完璧に幹の真中に当たったからね。まあ、ねらいどおりには飛んだわけだけど…(笑)。
こんな大変なゴルフでも、そのかわりにバーディも取れてるし、スコアをまとめてこれたってことは少しは成長してるってことかな(笑)。その点ではヨシとしましょう。
グリーンがだいぶ硬くなってきているから、なおさらティショットはラフに入れちゃいけないのに、そういう意味では反省してますよ。
このまま最終日まで行けたらいいなとは思うけど、まあ、ティショットでフェアウェーを目指していくことだね。
今年のゴルフ自体、あまりよくなかったから、あまり無理をしない程度に…」