Tournament article
アコムインターナショナル 2000
田中秀道、連覇にむけ大きく前進
今年は、手の痛みに耐えながらの戦い。
故障を抱えながらも戦意は萎えることなく、田中が単独首位に踊り出た。
連覇にむけ、大きな1歩を踏み出したが、田中は「欲にかられずにやりたい」という。
初日、5アンダーの3位タイと幸先のいいスタートを切ったディフェンディング・チャンピオンの田中秀道は、2日目も3アンダー、通算8アンダーとスコアを伸ばし、単独トップに立ち、2年連続優勝に向けて大きく前進した。
「このスコアは予想以上の出来ですね。手の痛みがまだ、自信を持って打てる状態ではないので、昨日の5アンダーはなかったものとして、セーフティにおとなしく攻めようとしていました。
その結果、ミスらしいミスは15番でティショットをバンカーに入れたぐらいで、ラフにつかまったのはありませんでした。
ギリギリのクラブで打つのは得意ですが、半クラブか1クラブ大きいので軽く打つ勉強もしようと思い、9番アイアンでガッチリ行くところを、8番で軽く打つようにしました。
でも、終盤のホールで欲が出て、それが出来ずに、ちょっとしんどかったですね。集中しきれませんでした。
今日もいいスコアの人がいるし、そのへんの欲にかられずに、明日は組み立てが出来ればいいと思っています。
優勝スコアは、11番がパー5から4になっていることを考えると、15アンダーぐらいに行ければ、と思っています」