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JGTO TPC イーヤマカップ 2000
大会実行委員長・鈴木規夫JGTOエグゼクティブディレクター
また賞金は、選手への支払いを100%とし、賞金ランクへの加算額は、規定どおり75%とさせていただきました。
予備日は今回、予定に盛りこんでいなかったものの、明日の月曜日に競技を持ち越すことも視野に入れて、放送局のNHKさま、ゴルフ場さま、選手、関係者のみなさまと調整をいたしましたが、やむを得ず、競技を短縮いたしました。
今日の日の入りは19時すぎですが、このコースは松の木が多く、林の中にショットを打ちこむと、かなり視界は暗くなります。第3日目も同じ時刻に日没サスペンデッドになっていますが、18時30分ごろが競技続行の最低ライン。最終組が、13時40分までにスタートできれば、この時間までにホールアウトもできたでしょうが、今日の一度目の中断(10時24分)には、レーダーにも映らない雷が、突然落ちたりしました。とにかく人命第一で、このような決定を下した次第でございます。
10年間の気象データを元に、開催前から天候のシュミレーションをし、グリーンの水はけ等、視野に入れて参りましたが、唯一、雷だけは予測がつきませんでした。出来得る限り、ファンのみなさまの安全確保を目指して、ギャラリープラザやクラブハウス、隣の西那須野ゴルフクラブのクラブハウスも開放いただき、避難を徹底したつもりでございますが、なにぶん広いフィールドで起きたこと。インフォメーションその他、行き届かなかった部分もあったかと思います。おかげで、たくさんのファンのみなさまにご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫びもうしあげます。
今大会にご協力いただいた、コース関係者の方々、運営スタッフ、ボランティアのみなさま、そして、わざわざ足を運んでくださったファンのみなさまには誠にありがたく、それだけに今回、54ホールに短縮しなくてはならなかったことが、非常に無念であります。
この第1回大会での経験を来年度の大会に、また今後のツアー競技にも生かしながら、より良いイベントを目指して参ります。今後とも、どうか何卒、宜しくお願いいたします」