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サン・クロレラ クラシック 2000

「今週は不安だったんだ」

6アンダー、4位タイの飯合肇。「先週は遊びすぎた」と今週は日曜から会場に入り、早めに調整をはかったが…

 選手が試合会場に入るのは、たいてい開催週の火曜日。さまざまな事情で、選手によっては月曜のうちに入る場合もあるが、それ以上早く入るのはまれなこと。
 だが今週、飯合の会場入りは、なんと日曜だった。

 先週の新潟オープンは欠場、前週のオープンウィークと合わせて2週間を休養に当てた。
 「その間したことといえば自転車こぎ(エアロバイク)くらい。クラブも握らず、ラウンドもしなかったもんだから、体は休まったけど、逆に不安になっちゃって…」
 “調整不足”を懸念して早めに会場入りをし、精力的に練習ラウンドをこなしたのだ。

 それが効いたのか。この日は出だし1番で、残り141ヤードの第2打を9番アイアンで「30センチのOKバーディ」としたのを皮切りに、前半は「ほとんど完璧」と5バーディ。

 「昨日までグリーンが硬かったのに今日はすごく柔らかくて、1番ホールではどんなもんだろう、と思いながら昨日(PW)より大きめのクラブで思い切って振っていったら、バーディが取れたんだ。これで感じがつかめたね」

 同会場で行われていた1996年の札幌とうきゅうオープンで優勝するなど、「島松コースは好きなところ。それだけに、ずっとここで試合がしたいと思っていたんだ」と、相性のいいコースを舞台とした新ツアーの誕生に目を細めた飯合。
「ただ、やっぱり練習不足が心配で…。早めに会場に入って、芝に慣れようとしたんだけど、あと2日間、続くかどうか不安だよ」と、真顔で語っていた

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