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NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2001
「この時期になると、燃えるんです」
この日、69でまわって2位タイで決勝ラウンドに進んだ平石は、「やはり、この時期になると、燃えるんですよ」と、おどけた。
元・甲子園球児だ。
東洋大姫路高校が昭和52年の夏、全国制覇したとき5番バッターをつとめた。
「そのせいか、この時期になると、“平石さんは夏に強い”と周りからも言われるもんだから、自分でもその気になったりして、ね(笑)」
前日26日は、母校が、滝川高校との5回戦を4対1で破って地区予選のベスト8進出。
甲子園はもう目の前だ。
現役球児たちに負けじと、41歳のOBも、踏ん張っている。
先々週のアイフルカップは、初の最終日・最終組で初Vを狙ったが、後半、2つのダボで崩れた。
いま思い返しても、反省と悔しさがこみ上げてくる。
「あんなしょうもないところで2つもダボ打って…。ショットに自信があっただけに、首位と2ストロークまで詰めても、これまでどおりのゴルフをしよう、と思ったのがアカンかったのかもしれません。上が見えた時点で、考え方を変えるべきやった、と…」
あのときの悔しさを晴らす、チャンス到来に、平石が闘志を燃やす。