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ダイドードリンコ静岡オープン 2001
「でこぼこコンビが、切磋琢磨」
後輩の河井博大とともに、最終日を盛り上げると誓っていた田中秀道だったが、「18番が、今日の難しさの象徴」と、渋い顔。
18番のティショット、「アゲンストと思ったら、実はフォローだった」と風の読み違いでボギー。16番でバーディを奪い、トップに手が届きかけていただけに、痛い上がりホールとなった。
しかし、「この風の中、上がりホールで追いついているようじゃあ遅い。もっと早めに行っとかないといけませんでした」と前半ホールで伸ばせなかったことを反省。
「この風と、昨日までのパットのフィーリングの悪さもあり、フロント9は、ちょっと意気消沈してしまいました。でも、2ケタいけば、チャンスもあると思いなおして、バック9は吹っ切って、4つ伸ばせたのはまずまずですが…。しかし、遅かった。今日は今週の出来を象徴しているようなゴルフでした」
また、自分のこと以上に気になったのが、後輩の河井のこと。
「だんだん、スコアボードから消えていって…プレー中も、彼のことが心配でした。でも、彼には良い勉強になったと思います。21世紀は、このでこぼこコンビで暴れまわれるよう、切磋琢磨していきたい」。
こう話したあと、田中は、3組後ろの河井のホールアウトを待って、そのまま2人ロッカールームで話しこみ、1時間以上も出てこなかった。