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久光製薬KBCオーガスタ 2001

▼ コースセッティング&大会みどころ 大会概要と会場の芥屋ゴルフ倶楽部について

大木徹JGTO競技運営ディレクター

 「福岡では、『博多どんたく』につぐ、県あげての一大イベントとして定着しているこの大会。今週は、夏休み最終週でもあります。この夏の最後の思い出に、ぜひ会場に足を運ばれ、選手たちの熱戦をご堪能いただけたら、と思っております。

 さて、会場の芥屋ゴルフ倶楽部は、ツアー31試合のうちわずか3つだけという、数少ない高麗グリーンのコースとして知られていますが、その3試合の中でも今大会は、よりその特性を生かせるトーナメントとも言えると思います。なぜなら高麗芝は夏に成長のピークを迎えるからです。酷暑のこの時期は、よりその特徴を生かしたセッティングができるのです。
 今週は、まず、この特色ある芥屋のグリーンを読みきれるかにポイントがあるといえそうですね。

 また、今年は、昨年までに比べ、コースを広く使ってセッティングしています。
 玄海灘を臨む、シーサイドコースの芥屋GCは、なんといってもそのダイナミックさが売り。その特性を最大限に生かすため、フェアウェーの幅を広めに取るなど、ご観戦のみなさまには、よりエキサイティングなゲーム展開が期待できる設定になりました。

 もっとも、そこには大きな落とし穴もあります。
 これまでは、ラフがあったために林に行かずに済んでいたショットが、フェアウェー幅が広くなったことで、ラフを突き抜け、ミスショットになる可能性も出てきたからです。
 コースを広く取ったからといっても、決して、易しくなるわけではありません。
  今年の芥屋は、ミスショットとファインショットの差がはっきりと出る、よりフェアなコースセッティングになったとお考えいただくといいでしょう。

 先週の全米プロもあり、上位選手が揃い踏み、というわけにはいかない今年の久光製薬KBCオーガスタですが、それでも、尾崎将司をはじめ、久しぶりに登場の尾崎健夫など、役者たちが揃いました。
 真夏の芥屋で、息詰まる熱戦を、どうぞお楽しみください」

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