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久光製薬KBCオーガスタ 2001

▼ 開幕直前、選手たちの声 「できるだけ、努力したいですね」

出場連覇を狙う藤田寛之は地元・福岡県出身

 「8月のサン・クロレラクラシックの後、熱を出してしまって、その週、師匠の芹澤さん、宮本君たちとの函館合宿に出られなくなっちゃったんですよ…。
 ショットの調子が悪かったので、そこで、芹澤さんの指導を仰ぎたいと張り切っていたんですけどね。残念でした。
 熱を出したおかげで、夏の予定が狂ってしまって…。
 奥さん孝行のために、温泉旅行にでも行こうっていう予定もあったんですけど、お盆は結局、3日間、トレーニング合宿でつぶれてしまったし、奥さんには申し訳ないことをしました。
 トレーニングは、テニスや、フィットネス器具を取り入れて、主に連戦での疲れをほぐす目的のものでした。

 もう、ツアーも中盤戦。このあたりになると、ゴルフうんぬんよりも、大切になってくるのが、気持ちの持って行きかたです。
 連戦で、どうしても気持ちが萎え気味になって、精神的な盛り上がりが足りなくなってくる。
 そんなときに、どうやって、テンションを上げてメリハリのある戦い方ができるかが、この時期の課題といえるでしょう。
 今週は、地元での大会。年々、応援しにきてくれる人が増え、励みになると同時に、プレッシャーも大きくなってきます。
 そんな中での優勝は、やはりプレーヤー冥利に尽きますし、僕自身、今年はこの大会をピークに持ってくるつもりでやってきました。
 相変わらず、ショットの調子は良いとは言えない状態ですが、自分なりに努力して、ぜひ、地元でのVを飾ってみたいものですね」

  • プロアマ戦で、アマチュアの方と和やかなときを過ごし、翌日からの、厳しい戦いに備えた藤田。

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