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ブリヂストンオープン 2001
「嬉しかった」
大会前日の水曜日、伊沢、丸山とのラウンドが決まっていた片山晋呉が、風邪のため欠場。そのかわりに出場が決まったのが、QTランクの資格で入った杉原敏一だった。
現在、賞金ランクトップの伊沢と約2年ぶりの日本ツアーとなる丸山。
いやがうえにも注目を浴びる組み合わせに、「きっとすごく緊張するから、僕は別の組にしてほしい・・・って大会側に頼んでみたんですけどね・・・。なんか、決まりがあったみたいで・・・」と観念して、挑んだ初日。
終ってみれば、ほかの2人よりもいい3アンダー首位タイ発進に「ゴルフは4日間の積み重ね。1日だけよくたって、ダメなんです」としきりに謙遜してみせたが、悪い気はしない。
大きな収穫もあった。
世界を股にかける2人とのラウンドに、「プレーリズム、スィング・・・。見どころが一杯で、そんな2人をそばで見られて嬉しかった」。この日の好スコアは、2人のゴルフに、刺激されたところも大きかっただろう。
そんな杉原の目下の悩みは、「1日、良いスコアが出せても残り3日で、アンダーがなくなるくらい崩れてしまうこと」
好位置の維持を「いまも勉強中」という杉原。
「いつ崩れるかわからない」という不安を抱えつつ、2日目以降は、父・輝雄に常日頃から言われている「思い切りの良いゴルフ」を目指していく。