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カシオワールドオープン 2001

▼ シード権を争う男たち「最後は自分が頑張るしかない」

2004年まで複数シード権を持つ小山内護は、「今週は稼いで帰る」

 現在、賞金ランク77位の小山内は、まだシード圏内に届いていないが、99年のマッチプレー優勝の資格で、2004年まで、資格はある。「気持ちは、気楽は気楽なんですよ。だから今日のスコア」と、66をマークして単独3位。
 このまま最終日まで順調にいけば、練習仲間の菅谷拓を逆転し、賞金ランクによるシードを獲得する可能性もあるが、「今日は、“最後は自分が頑張るしかないんだ”と実感しましたよ」と勝負の世界では、手加減するつもりはない。

◆ 小山内のはなし
 「今日は最後、イーグル。残り200ヤードを4番アイアンで1メートルにつけて入れちゃいました。
 ほかにも、チップインが2つ。4番、7番はチップインパーでした。
 賞金ランクのシードには届いてないけど、そんなにこだわっていないから、このスコアが出たんでしょうね。それに、このコースはドライバーのプレッシャーがないから。飛ばし屋に有利でしょう。
 今週の目標はトップ10入りか、予選落ち。今年は稼げてないから、とにかくガンガンいって、稼いで帰るしか、ないと思って。
 優勝はないけれど、その結果、シード権には入れるかもしれないね。でも、僕だけじゃなく、(賞金ランク78位の)高見(和宏)さんとか、(同79位の)スティーブン・コンランとか、もう後がない人も、上位に来てる。その人たちが上に来たら、(現在、ランク75位でボーダー線上の菅谷)拓さんも危ないんだよね・・・逆転される可能性は大きい。
 そう考えると、高見さんとかすごいと思う。後がない状況で、スコアを伸ばしてくるっていうのは・・・最後は、人のことを気にするんじゃなく、自分で頑張るしかないってことを実感しましたね」

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