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サン・クロレラ クラシック 2001

▼ 初日、トピックス「ショットはパランパラン」

「なのに、こんなにスコアが良い…これがゴルフの不思議なところ」と首位タイの久保谷健一

 「ショットはパラパラ。なのに、17番で13メートル、18番で6メートル。9番は9メートルくらい。…10番のバーディ以外は、全部、長いのが入ってこのスコアです。
 この風の中だと、ボールが風に吹かれて、特に短いパットなんかすごく怖いんだけど、怖いながらも入りましたし、今日は運が良かったという感じ。

 ショットだけなら1オーバー、2オーバー行ってもおかしくないゴルフなのに、なんとかパットでしのげました。

 6月のミズノオープンもそうだったけど、こんなにショットが悪いのに、このスコア。しかも前の2週間は子供の発熱とかあったりで、2週間、まったく練習できず、ミズノのときよりも調子が悪くなっているのに良いスコアが出て…これがゴルフの不思議なところですね。
 多分、こんなにショットが悪いと、明日以降はもうこんなスコアは出ないと思う。
 具体的にどこが悪いのかって?…そうですね、まずクラブが振れなくなってきて、それでも無理に振ろうとしたら、右にも左にも曲がるようになって…。インパクトのタイミングがずれているのでしょう。
 根本的に直さないと、もう無理みたいです…。
 それでも今週は、なんとか、1日1日、ショットが良くなることを目標に頑張りたい。毎日、悪いなりに、ちょっとずつでも進歩できれば納得もできるでしょう。
 もちろん、スコアも同じように、良くなっていけばそれに越したことはないけど…それだと、優勝できちゃいますよね。
 今日の風だと、僕みたいに調子が悪い人間は、初めから「うまくいかない」と、諦めているから、いいんじゃないですか?
 調子が良い人は、風の計算とかいろいろやってるにも関わらず、ちょっとの差でミスとか出ると、頭に来ちゃって、それでずるずるっと行っちゃうのかも。
 僕はもともと自分が悪いってわかっているから、風のミスも自分のせいに出来て、意外と気持ちが楽なんですよね」

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