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国際オープンゴルフトーナメント 中日クラウンズ 2001
「ディフェンディングチャンピオン・・・って言っていいのかな?」/田中秀道
たとえば98年、中嶋常幸がアルバトロスを記録した1番パー4のグリーン位置が、右サイドから、林向こうの左奥へ。27ヤード距離が伸び、ティグラウンドからグリーンも見えなくなったことで、ワンオンが難しくなった。
また、すべてのグリーンで、従来の土ベントからサンドベントへの張り替えが行われた。サイズも各グリーン平均500平方メートルと大きくなり、『小さく硬いグリーンに、ピンポイントで狙っていく』といった、これまでの攻略法は通用しなくなったとの見方が強い。
前日の練習日に9ホール、この日のプロアマ戦で18ホールをまわった昨年のチャンピオン・田中秀道も、和合の変わりにようには目をシロクロさせて、「う〜ん・・・まるで、違うコースに来たみたいで・・・。この状況で果たして、自分を“ディフェンディングチャンピオン”と呼んでもいいのか・・・って思ってしまいました」と開幕前のインタビューの席上でも困惑を隠せない。