Tournament article
タマノイ酢よみうりオープン 2002
「楽しみだね」
がっちりと、手ごたえを掴んでいる。
13番で、15メートルのバーディパットを沈め、「あれくらい長いパットが入る、ということは良いストロークができているという証拠」と、納得顔だ。
アップダウンのきついコースに、「後半は疲れが出て、踏ん張りがなくなって…」とラスト、2オン狙いの18番ティショットは右のOBゾーンすれすれのラフへ。チャンスホールで刻みを余儀なくされ、「下半身が疲れて来てるにもかかわらず、力を入れるとああなる。最後は、どこへいったかさえ分からなくなるような球を、打ってしまったな…」と、結局パーに終わって苦笑い。
「だが、他はそこそこ。パットが入ってきたから、楽しみだね」と、疲れも吹き飛ぶこの日ノーボギーの65は、通算9アンダー3位タイ浮上。
約2年ぶりのVは、まだ、勝ち星のない今大会で、決まりだ。