Tournament article
タマノイ酢よみうりオープン 2002
「このままじゃ、通用しない!」
初日、2日目に、共にラウンドした中嶋が、羨ましかった。
初日の強風の中でも、球を自在に操って、「オレは、風の中は、自信があるから」と、こともなげに言ってのけたからだ。
「僕も中嶋さんくらいの自信がもてれば…」
しょんぼりと答える久保谷は、全英オープン日本予選で、その中嶋を押さえて、堂々1位。「でも、今のままじゃあ、とても行けませんよ…」と、不安は隠さない。
この日2日目は、15番、11番の2ホールで、暫定球を打った。
16番でも、ティショットは、あわやOB方向に飛んでいき、打った瞬間は、反射的に暫定球を、用意したほど。
実際には、打たずに済んだが、「それくらい、ショットは曲がっているから、セカンドは出すだけ、ばっかり。パットもいまいち調子が悪いし…」
そんな内容でも、63をマークできたのは、「ツイてただけです…」と、日本プロとマンシングウェアKBCで2種連続優勝Vの絶好調男は、言い張るが…。
全英オープンまでに身につけたいのは、「風に負けない強い球」という。
「自信満々とまではいかなくとも、全英までには、不安は消して、おきたいから…」
納得のいくショットと自信は、今週の今季3勝目で、手に入れられるか。思いをかなえて堂々と、初のメジャー舞台に乗り込みたい。