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タマノイ酢よみうりオープン 2002

大会みどころ&コースセッティング

小山和顕JGTO競技運営ディレクター

 「ここ、よみうりカントリークラブは、あがり3ホールに、2オン可能な2つのパー5(16、18番)と、パー3がひとつ(17番)というセッティング。
 あまりスコアが伸びない16番までから一転、クライマックスで猛チャージをかけられる、最後の大どんでん返しものぞめるスリリングな設定になっています。
 昨年のチャンピオン福澤義光も、18番で20メートルのイーグルを奪ってプレーオフ。コースセッティングを最大限に生かし、初勝利を収めたわけです。
 この上がり3ホールをはじめ、みどころホールはほかにも、コースのあちこちに点在しています。
 たとえば、インコースとアウトコースが交差する7番ティ、13番ティ地点。少し歩けば6番グリーン、12番グリーンの様子も同時に観戦でき、中間点には、軽い食事もできるミニプラザもあるので、1日、このあたりに陣取るのも手です。
 また、7番パー4は風向きによっては、1オンも可能なホール。飛ばし屋の選手たちが、大胆にグリーンを狙ってくる様子を観察するのも、一興ではないでしょうか。

 今年の関西地方は、この時期にしては意外にも雨量が少なく、ラフの成長が予想よりも短かかったことが残念ですが、フェアウェー、グリーンの状態は、大変に素晴らしく、今週は、大量スコアでの優勝も、期待できそう。
 関西出身の谷口徹ら若手選手VS先月7年ぶりの優勝を挙げた中嶋常幸、また、2年ぶりのVを狙うジャンボ尾崎、今季日本ツアー復帰の尾崎直道ら、ベテラン勢のバトルも見逃せない。
 いま、日本は空前のサッカー熱に燃えあがっていますが、今週は、ゴルフ界も負けてはいられません。
 今年は、よりいっそうジュニア世代にターゲットをしぼった、興味深いイベントも、たくさん用意されています。
 週末は、長い歴史を持つ今大会に、ぜひ足を向けられ、ご家族そろって、選手たちの熱戦を楽しんでください」

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