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アイフルカップ 2002
< 上位選手のコメント&トピックス > 「もう少し、プレーしていたかったくらい」
この日65のラウンドは、この日の目標どおり。
「風はあったけど、午前組で8アンダーが出ていたしグリーンもそんなに速くない。スタート時からそれくらい出すつもりで行った」と桑原。
先月から悩んでいたパットに、自信が戻ってきた。
ある“データ”を入手したからだ。
いま、桑原が使っているオデッセイのトライホット。ピンタイプのこのパターは、今季ツアーの優勝者14人中3人が使っているもの。
「あまりに調子が悪かったんで、いったんは、違うのを使おうか、と思ったこともあったんだけど、そんなに勝利数の多いパターなら大丈夫。むしろ、僕がその“4人目”になるのも、いいかも、と思って(笑)」
道具のよさを、再認識して挑んだこの日初日は、6メートル以上のチャンスは、ほとんど逃さない。
4番からの3連続も決めて、7バーディノーボギーは、あまりの好調さに18ホールでは物足りず、「あともう何ホールか、プレーしていたかったくらい」と、おどけた桑原。
4年ぶりの優勝の2文字は、「調子の良し悪しにかかわらず、常に意識している」という。
それだけに、賞金総額3000万円アップの第5回記念大会で、「ぜひ、結果を出しておきたい」と、がむしゃらに、頂点だけを目指していく。